FP2級は、国家資格「FP技能検定」の真ん中です。
3級を受けた方は「な~んだ、FPって結構簡単じゃん!!」と思っているかもしれません。
しかし、2級になると一気に難易度が上がります。
一般的に、合格するために必要な勉強時間は150~300時間くらいと言われています。
ただ、私は30時間くらいの勉強時間で合格できました。
この記事では以下についてご紹介します。
- サクッと合格する勉強方法(私の体験記)
- じっくり学ぶ勉強方法
なお、FP2級の試験概要については以下の記事をご参照ください。
もくじ
勉強方法①(とにかく早く合格したい人むけ)
これは、私が実際に行った勉強方法です。
「日本FP協会」の実技試験を受けたため、同じであれば参考になると思います!
使用教材
私が使用した教材は、
「資格対策ドットコム(byアーティス)」の「2級FP技能士資格対策講座〔講義動画・冊子版学習テキストなし〕」です。
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教材を選んだ理由
アーティスソリューションズ(通称、アーティス)っていう会社、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
私も、資格担当になるまで知りませんでした(もしかして私だけ?w)。
証券会社に入社したての頃(まだ知識はほぼゼロのとき)に、
会社で推奨されていたeラーニング講座のうち、
1番金額が安かったのがこちらの講座でした。
他の会社だと、5万円以上(中には10万円近いものも!)の講座が多いので、超破格ですネ!
ただ正直、先輩からは「FP試験は過去問だけやれば受かるよ」と教えてもらっていたので、
こんなに豪華なセットはいらないのかなぁとも思ったのですが・・・
そんなことよりも早く合格したい!!
ということで、こちらの通信講座を受講することにしました。
【アーティスについて】
アーティスソリューションズは、日本FP協会の認定教育機関です。
また、eラーニングサービスは年間約40万人が利用しています。
勉強方法
やることはすごく単純です。
とにかく問題を解いて、解いて、解きまくる。
以上!
具体的には以下の流れです。
- 「理解度チェックテスト」を実施
- 過去問(5回分)を3周実施
- 試験2日前に「模擬試験」を実施
- 試験前日~直前にはひたすら「過去問」を繰り返す
①「理解度チェックテスト」を実施
実施というか、読んだだけです。
こちらは、テキストの章ごとに理解度をチェックする問題です。
これ何が良いかというと、
同じ章の問題がまとまって出てくるので、
「この話は、こういう問われ方もするのね!」と理解が深まりやすいです。
例えば、過去問や模擬試験だと、章に関係なく問題が散らばっていて、
「あれ!さっきは同じ問題で○○だったけど、この問題だと△△って書いてある!どういうことだろう・・・誤植か!?誤植なのか!?」
と思ったときに、前の問題がどこにあるのか分からず、探して確かめるのが難しいです。
大体の場合は誤植ではなく、問題文が微妙に異なっているパターンが多いです。
うろ覚えだと分からなくなってしまうことが多いですよね(私だけでしょうか!?)
章ごとに問題がまとまっていれば、
そのようなひっかけ(?)的な問題もすぐに見比べることができて便利です!
②過去問(5回分)を3周実施
「3周実施」と書きましたが、しっかり全部を3回ずつ解くわけではありませんのでご安心を。
1周目:サーっと全問の解答に目を通す
2週目:しっかりと全問解いてみる
3周目:2週目で解けなかった問題だけを解く
これでOKです。
ポイントは、1周目に答えを「読む」ことです。
「書く」ではなく「読む」です。
こういうこと、よく聞きませんか?
英単語100個を10日間で覚えるときは、
1日10個ずつ時間を掛けて覚えるよりも、毎日100個をサーっと見たほうが記憶に残る。と。
この勉強方法は、FP試験でも有効です。
過去問を解く時に、じっくり時間を掛けて1周しか解かない場合よりも、
分からなくてもとりあえずサーっと進めて、何回も繰り返した方が記憶に残ります。
しかもさぁ(急に親しげ笑)、
1周目って基本的にほとんど分からなくて、勉強がしんどくなってくるじゃないですか?
その1周目を、解答見ながらサクサク進めれば、2周目では少し分かる問題が増えてるので勉強がイヤになりにくいです✨
③試験2日前に「模擬試験」を実施
試験前日ではなく「2日前」に実施するところがポイントです。
なぜなら、前日に解いてみて全然ダメダメだった場合、試験までに間に復習が間に合わに可能性があるからです。
2日前ならまだ丸一日残っているので、そこから十分にリカバリーが可能です!
模擬試験を解いたら、どんなに点数が良くても・悪くても、しっかりと見直しをしましょう。
見直しをする場合、間違えた問題だけでなく正解した問題も復習することが重要です。
正解したとしても、自分の考え方がまるっきり違う場合があるからです。
正しい知識を頭の中に叩き込むためにも、全問復習するようにしましょう!
④試験前日~直前にはひたすら「過去問」を繰り返す
残りの時間は、ひたすら過去問です。
既に3周はしましたが、さらに1周はしておきたいですね。
メリットデメリット
この勉強方法で、トータル30時間の勉強で合格できたので、良かったなぁと思っています。
ただ、少し良くないと思ったこともあったので紹介しておきます。
王道の勉強方法って、「過去問を解く→分からないところはテキストを読む」だと思うのですが、
私が今回紹介した勉強方法は完全に問題集のみをガンガン進めています。
テキストはついていましたが、どうも読む気にならなくて・・・(いや読めやっ!!)
そうすると、問題の解説に書いてある内容しか覚えられないんですよね。
そのため、本試験でそのまんま同じ内容が出題されないと答えられない・・・
ただ、テキスト読まなくても、合格できましたけど。
でも、その後CFP(FP1級レベル)の勉強をした際に「こういう意味だったのネ」とようやく知ることが多かったです💦
できれば、「問題を解いていて分からないところはテキストを読む」とした方が、合格の可能性は高まると思います!
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勉強方法②(じっくり勉強したい人むけ)
上記の「勉強方法①」は、私が実際に合格したやり方でした。
ただ「FP2級にサクッと合格する」を目標にしていたので、
その後、CFP(FP1級レベル)を取得したときに学びなおすことが多かったです。
もし今後、FP1級やCFPも取得する予定の方は、もう少しじっくり勉強しておいた方が後々ラクかもしれません。
(私は、たぶん何度受けたとしても、勉強方法①でやりますがw)
おすすめ教材
勉強方法①の反省点を考慮した結果、じっくり勉強をするのであれば、
「資格対策ドットコム(byアーティス)」の「2級FP技能士資格対策講座〔講義動画・冊子版学習テキスト付き〕」がオススメです。
私が使用した教材は、同じものの「講義動画・冊子版学習テキストなし」でした。
しかし、しっかり勉強するのであれば「講義動画」が見れた方が絶対良いです。
この講座も、他社のeラーニングと比較して安いですよ!
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勉強方法
勉強方法①は以下の流れでした。
- 「理解度チェックテスト」を実施
- 過去問(5回分)を3周実施
- 試験2日前に「模擬試験」を実施
- 試験前日~直前にはひたすら「過去問」を繰り返す
これに、「講義動画」と「テキスト」を加えます。
赤字が加わったところです。
- 「講義動画」を見た後、「理解度チェックテスト」の該当箇所を実施し、分からないところはテキストを読む
- 過去問(5回分)を3周実施
- 試験2日前に「模擬試験」を実施
- 試験前日~直前にはひたすら「過去問」を繰り返す
これで、必要最低限の正しい知識が、しっかりと習得できるハズです。
勉強のポイント
問題を解いていると、解説を読んでも全く理解できない(本当に日本語かを疑うレベル)問題が出てきます。
そういう問題は・・・捨てましょう。
FP2級は、60%の正答率で合格します。
100点を目指す必要はありません。
しかも、その問題を頑張って攻略したところで、同じような問題が出るとは限りません。
難しい問題に時間を掛けずに、他の簡単な問題を完璧に仕上げる方が優先です。
さいごに
この記事では、実際に私がFP2級に合格した際の勉強方法を含めた、
おすすめの学習方法をご紹介しました。
おすすめ教材をまとめると、以下です。
FP2級は、誰でもすぐに取得できるような、簡単な資格ではありません。
しかし、正しい方法で勉強すれば、誰でも取得可能です(私の会社では、入社して数年以内にほぼ全員が合格しています)。
オンライン講座(eラーニング講座)は、市販のテキストや無料のサービスと比較すると高いかもしれません。
でも、市販テキストのみで試験に挑んで試験に落ちたら、再度受検費用がかかります!
しかも、時間も無駄になります!!
私も正直、ドケチなのですが、この講座を選ぶ価値は十分にあったと思っています。
もし、短期間でFP2級に合格したいのであれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか!
以上です。
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