広告 資格詳細

【転職に有利】FP資格を取得するメリットは?証券会社の元資格担当が徹底解説!

ぬーちゃん

東証プライム市場上場の証券会社で5年間、人事部に所属。採用・資格取得・社員教育を担当しました。
証券会社で働くために必要なスキルや資格などを、採用担当者の観点で紹介します。

「FP(ファイナンシャルプランナー)に相談!」という言葉は、

テレビCMであったり、ネット広告であったり、様々な場面で目にするかと思います。

また、「転職に有利な資格」を調べてみると、FP資格(FP技能士1~3級、AFP、CFP)が紹介されることも多いです。

でも、FPってどんな資格なんだろう?良く分からないけどなんとなく難しそう・・・そう思ってはいませんか?

この記事では、人事部にて採用担当・資格取得担当を経験していた私が、FP資格試験について解説します。

この記事を読むと、こんなことが分かります。

  • FPってそもそもなに?
  • FP試験の内容とそれぞれの違い
  • 何に役立つのか

FP(ファイナンシャルプランナー)ってなに?

FPは、お金の面に関して、将来の目標達成をサポートする専門家です。

例えば、

「家族は4人。今の貯金は△△円で、毎月の収入は××円で、早期リタイアしたくて、別荘を買いたくて…」というような目標があった場合に、

今の資産をどのように運用したらよいのか、何歳まで働いていくら貯めれば良いのかなど、

人生目標を達成するための、金融面での計画を立てるお手伝いをします。

目標達成するために、年利何%で運用していくのか、そのためにはどのようなものに投資すべきなのかを考えたり、

さらにはお客様の投資の意向(安定志向なのかなど)にあわせた提案をする必要があるため、

幅広い金融知識が必要です。

FP資格試験の種類とそれぞれの違い

FPの資格には、大きく分けて2種類あります。

国家資格の「FP技能検定」と、

民間資格の「AFP・CFP」です。

それぞれの資格の立ち位置について、「日本FP協会」のホームページに、分かりやすい図があったので拝借しました。

(スマホだと見づらいかもしれません💦)

FP資格の関係図

画像出典:日本FP協会ホームページ

【ワンポイント:日本FP協会とは】

フィナンシャルプランニングの重要性を広く普及するとともに、その担い手となるフィナンシャルプランナーを養成・認定している組織です。

民間資格の「AFP」と「CFP」を認定しています。

また、国家資格の「FP技能検定」の運営組織でもあります。(ややこしいですね💦)

各資格について詳しく説明します↓↓

FP技能検定(上図のオレンジ色のところ)

FP技能検定のポイント

  • 3級、2級、1級があり、全て学科試験と実技試験がある。
  • 3級と2級は、実技試験と学科試験を同日に受けることができる。
  • 実技試験と学科試験のどちらか片方のみ受かった場合、翌々年度末まで免除できる。
  • 試験は「日本FP協会」と「きんざい」の2組織が運営していて、実技試験の内容が異なる。
  • 1級と「CFP」のレベルは同程度。
  • 1級の実技試験は、学科試験に合格もしくは「CFP」に合格した人だけが受検できる。つまり、1級は同日に実技と学科を受けることができない。

3級が初級レベルで1級が最上位の、3段階です。

各級に学科試験と実技試験が用意されています。

FP技能検定は、2つの組織が運営しています。(これもややこしいですね💦)

上にも名前をあげた「日本FP協会」と「きんざい」です。

どちらで受けるかによって、「実技試験」の内容が変わります(学科試験は同じです)。

ひとことで言うと「日本FP協会」の方が広く浅く

「きんざい」の方が狭く深くです。

どちらで受けても資格に格差はありません。

受検料も同じです。

広く浅くが良いのか、狭く深くが良いのかで、どちらで受けるか決めれば良いと思います!

参考として、「日本FP協会」の方が合格率は高いです。

2級FP技能検定は、AFPと同程度(というか上図の通り、AFP認定は2級に合格することが条件になっています)、

1級FP技能検定は、CFPと同程度と言われています。

FP技能検定は1度取得してしまえば更新が不要(=永久!)です。

一方、後述のAFP・CFPは、資格取得後も継続更新が必要になります。

3級の詳細
2級の詳細
1級の詳細

AFP(上図の青色のところ)

AFPのポイント

  • 「AFP」は、FP技能検定2級に合格+AFP認定研修を修了することで認定される。
    つまり、レベル感はAFPとFP2級が同程度。
  • FP技能検定は資格が永久なのに対し、AFP(CFPも)は2年で更新が必要。
  • 更新には、継続教育などを受講して、単位を取得しなければならない。

AFPは、「FP技能検定の2級」を取得することに加えて、AFPの認定研修を受講して修了することで、認定されます。

認定研修では「提案書作成」をするのですが、これが意外と大変。

研修で学んだ内容を基に、実際に自分で自由に提案書を作るので、より実践的な内容になっています。

また、AFP(CFPも)は2年更新です。

更新するためには、継続教育などを受講して、必要な単位を取得する必要があります。

FP技能士は更新が不要なので手軽ですが、AFPは更新のために継続的に学ぶ必要があるため

知識が劣化していかず、より実践向きな資格と言えるでしょう。

あわせて読みたい

CFP(上図の青色のところ)

ポイント

  • AFPに認定されると、CFPを受検することができる。
  • 「FP技能検定1級」と「CFP」のレベルは同程度。
  • CFPの試験範囲はFP1級と同じ6課目だが、1課目ずつ受検することができる。
  • 6課目合格後、CFPエントリー研修を受講・修了し、3年以上の実務経験があれば認定される(研修で代用可能)。

CFPの試験科目は以下の6課目で、すべてに合格する必要があります。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

3課目ずつ、2週間に分けて試験が実施されます。

1度に1課目でもいいし、6課目全て同時に受けてもOKです。

尚、この6課目はFP1級とほぼ同じですが、FP1級は1つの試験で受験する必要があるので、個人的にはCFPの方がラクかなと思います。

CFPに認定されるためには、6課目合格後に「CFPエントリー研修」を受講する必要があります。

以前は集合研修で実際に受講者同士でFP業務のロープレのようなことをしましたが、

現在はeラーニングのみとなりました。

6課目合格&エントリー研修合格した人の中で、

実務経験3年以上(もしくは代用の研修)があれば、CFPに認定されます。

あわせて読みたい

受検条件とおすすめの取得順

FP技能検定・CFPには以下のような受検資格が定められています。

【受検資格】

FP3級FP業務に従事している者または従事しようとしている者
FP2級①~③のいずれかに該当する者
①日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
②3級FP技能検定の合格者か、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)の合格者
③FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
FP1級【学科試験】
①・②のいずれか
①2級FP技能検定(もしくは金融渉外技能審査2級)合格者かつ、1年以上のFP業務実務経験
②5年以上のFP業務実務経験

【実技試験】
①~④のいずれか
①FP1級学科合格者
②CFP認定者
③CFP6課目合格者(認定前)
④「FP養成コース」修了者で1年以上のFP実務経験
CFPAFP認定者

上記の受検資格を基に考えて、FP資格を取得する、おすすめ順は以下です。

おすすめの取得順

  • (FP3級取得:省略可)
  • AFP認定研修の受講・修了
  • FP2級取得、AFP認定
  • CFP取得
  • FP1級取得

取得するメリット

就職・転職に有利

FP資格は幅広い金融知識を学ぶため、金融機関(銀行、証券、保険会社など)で働く方に向いている資格です。

実際に私が勤務している証券会社でも、社員に対してFP資格取得を促進していますので、入社前に取得しておくと良いかもしれません。

FP2級以上(2級、1級、AFP、CFP)であれば、履歴書に記載してアピールすることができるでしょう。

尚、特に証券会社に転職したい場合におすすめの資格を、以下の記事にまとめています。

ぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい

日常生活に役立つ

ファイナンシャルプランニングの基礎知識を持っていることで、自身の家計管理や資産運用がより効率的に行えるようになります。

「FPに相談!」と、CMでよく聞くように、これからの時代は金銭面の管理は非常に重要です。

自分で自分の金銭管理ができれば、とても便利ではありませんか?

まとめ

この記事では、FP資格の種類と、それぞれの違い、おすすめの取得順などをご紹介しました。

転職に有利な資格であることはもちろん、自分の生活のためにも勉強しておいて損はないと思います。

別記事で、各資格の勉強方法を紹介しようと思います。

完成したらリンクを貼りますのでぜひ楽しみにお待ちください!!

以上です。

【追記】

2級FP・CFPの勉強方法を作成しました!

それぞれ、よく聞く平均勉強時間よりも大幅に少ない時間で合格しています。

ぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい

あわせて読みたい


\ランキング参加中/
応援お願いします!
PVアクセスランキング にほんブログ村

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ぬーちゃん

東証プライム市場上場の証券会社で5年間、人事部に所属。採用・資格取得・社員教育を担当しました。
証券会社で働くために必要なスキルや資格などを、採用担当者の観点で紹介します。

-資格詳細
-